こんばんは。

今日は風も強く、寒い日になりましたね。しばらくこんな日が続くかと思うと、すでに春が待ち遠しいですね。

さて、山門前に長年お寺を見守ってきた大木がありましたが、この秋ついに生命力を失ったため、10月初めにお祓いの後庭師さんに根から掘り起こしていただきました。

次に来ていただく木はどんなものが良いか、庭師さんと相談していましたが、ついに先日の日曜日にお越しいただきました。

この木は何か分かりますか?

なぎの木②
なぎの木


この木は、梛(なぎ)の木 といいます。

庭師さんからは、「なぎの木という幸福の木があるから、それにしましょう」といわれ、もちろん快諾しました。

「ナギ」はいにしえより神が宿る場所「神の憑代(よりしろ)」として、ご神木として大切にされているそうで、熊野三山には推定樹齢1000年にもなる天然記念物のなぎの木があるそうですが、この木は樹齢約50年くらいとか。

梛の木を調べてみると、生育は日本の本州南岸、四国九州、沖縄などにの温暖な地方に分布している。

マキ科に属する針葉樹でありながら、広葉樹のような幅の広い葉をもつちょっと変わった樹木です。
 
その葉は、縦に細い平行脈が多数あって主脈がなく、その一風変わった構造のため、ナギの葉は、横には簡単に裂くことができますが、縦にはなかなかちぎることができません。

 葉の丈夫さからナギにはコゾウナカセ、チカラシバなどの別名があり、昔はその丈夫さにあやかって男女の縁が切れないようにと女性が葉を鏡の裏に入れる習俗、「縁結び」があったそうです。

 ナギの葉は裏も表も同じようなので裏表のない夫婦生活が送れるとか。源頼朝と北条政子も、ナギの葉を2人で1枚ずつ持って「夫婦円満」のお守りにしていたと伝えられます。

 ナギは、他の植物の生育を抑制する働きをもつナギラクトンという化学物質を分泌するそうです。葉の丈夫さの他、他の植物の生育を抑制する力をもつこともナギの葉を魔除けのお守りにされているとも聞きます。

来てくれたなぎの木は、お寺のこれからを何百年も見守っていただけると思うと、とても感慨深いですね。

これからはお寺やご参詣者、ご信徒の皆様に開運や厄除と縁結びなど、たくさんの幸福をもたらしてくれる「なぎの木」を、どうぞよろしくお願いします。