ご 相 談

40代の奥様が来寺されてのご相談でした。

今年5月に乳がんの手術を受け、術後はホルモン療法で毎日服薬しています。月に一度の血液検査で徐々に腫瘍マーカーの数字が上がり、再発しているのではと不安になります。

あと、小学一年生の一人息子がおり、もし近いうちに自分がいなくなるかと思うと不安で眠れません。この子には強い自立した大人になってほしいと思っています。

もう病気にならないように、病気前の生活を極力改めてはいますが、細かい性格というか、四角い物はキチンと四角くしないと落ち着かない神経質な性格で、仕事でも人間関係でも何かと気を使って疲れてしまいます。

このような状況をどうすればいいのでしょうか?


回 答

この奥様は、手術前に手術成功のご祈祷をご修行されました。手術は無事成功したようですが、誰もがその後の再発や転移の不安に苦しみます。

奥様は、出来る限り生活を見直されているようですが、元来の細かい神経質な性格が顔を出し、こうはだめ、あーでもないと新しいことにも気になりすぎ、ストレスが増しているようです。

お子様の事も、心配する余り過剰に世話を焼き、進む道を作り、舗装をし、横から邪魔のないように壁を作りといった感じで子育てをされており、奥様の願う、強くて自立する道ではありません。今の子育てのまま進み奥様が居なくなってしまったら、その子は温室から猛獣の住む草原に放り出されるようなもので、生きる術も知らなくては生き抜けません。

その子に強さを身に着けてもらうには、たくさんの経験と体験をさせ、たくさんの失敗と間違いをしながら考え学びながら乗り越える力を養う事、親も失敗を見せ成功までの過程を見せることが大切で、人と協力すること、許す事、認めること、謝る事なども学びます。

これからはその子に、なるべく手や口を出さずに、じっと見守ることが大事で、親は子供が失敗しても、泣いても我慢にガマンです。

子が強くなるには、親が強くなることです。

性格も簡単に変わるわけはなく、変わらなきゃと思えば思うほど、ストレスになります。

性格等も変えようとはせず、そんな自分を認めること受け入れること、好きになることです。そして何事も求めすぎないこと。

「まあ、いいか」「なんとかなるさ」

と口にだし、自分で強制終了してしまうこと。

一番大事なのは、何事にも「感謝」を忘れない事です。そのためには、ご縁を結ばれたお薬師様に毎日朝夕と手を合わせ、お薬師様と自分とご家族とすべての事に「ありがとうございます」と感謝をしつづけることですよ。



そのようにお話させていただきました、奥様は途中涙を浮かべながら聞いてくれました。

最後の「感謝ですよ」の言葉が心に響いたようで、目から鱗、目を輝かせていました。

私たちは一つの悩みから枝葉が分かれ、どんどん悩みを大きくしてしまいますが、元は小さく解決しやすい物だったりします。

まずは、「今」に喜び、感謝すること。

それを忘れない無いようにしましょうね。
(それが一番難しいかも…)

皆様も何かご不安お悩みがあればお気軽にご相談下さいね。

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